高時給に目がくらみ派遣内定を断った後に待っていた後悔の体験談

愚痴や悪口から卒業したいと強く思うようになった50代女です。

この記事は、以前に掲載した内容を前向きな視点で書き直したもので、もはや別の記事のようにも感じます。

ネガティブ派遣ブログやめどきか！？ 

公開する理由は、同じ悩みを抱えている方に少しでも参考にしていただきたいから。

40代の頃、派遣の職場見学（顔合わせ）で内定が決まったものの、高時給に目がくらんで辞退してしまった経験があります。

その時の状況と、その後どれほど困ることになったかをお話しします。

また、前職の派遣先でも、同じように内定を辞退した派遣社員がいました。その時の派遣先の反応も併せてご紹介します。具体的な職場名などは伏せますが、実際の体験に基づいたリアルなお話です。

 私はこれまで登録型派遣で働いてきました。

決まっていた派遣の仕事を辞退した理由

2018年4月、私は地方から東京に引っ越し、派遣の仕事を探していました。ちょうどその頃、2か所の職場見学（派遣会社は異なります）が決まり、どちらも顔合わせで伺いました。

当時より2024年現在、東京の派遣の仕事は時給があがっています

1. 経理でIT知識も必要な仕事

2. 期間限定の経理

結果

まず、2つ目の仕事が先に決まりました。1つ目の仕事はダメだと思っていたので、2つ目の仕事を引き受けると回答しました。しかし、その後1つ目の仕事も決まりました。

時給、勤務時間、働く期間のどれをとっても、1つ目の仕事の方が魅力的だったため、2つ目の仕事に行きたくないという感情が強くなりました。

結局、2つ目の仕事を辞退することにしました。辞退の方法は、営業担当に電話をかけ、ひたすら謝るというものでした。

もちろん、断ったことで印象が悪くなるのは避けられません。その後、自ら派遣登録を削除しました。

選んだ仕事の給料は30万円超えでも嬉しいわけでもなかった

職場見学の際、女性上司から「7時間勤務だからお得でしょ？」と言われました。

私はこれを「残業がない」と解釈しましたが・・・

実際には、月末月初は残業が多く、21時を過ぎることもありました。私が担当していた仕事の一部は、会計システムの締め処理後に、他のシステムとの数字が一致しているかを確認するものでした。

つまり、最後まで残ることが多かったのです。

働き始めて最初の1か月分の給料は、支給総額で37万円を超えていました。

残業代はもらえるのは良いのですが、私はさっさと帰りたい。上司はどうだったかというと、はじめの印象通り、怖い方でした。

6年弱後に後悔

2018年4月に派遣の仕事を辞退してからというもの、派遣の仕事を探すたびに、その辞退した派遣会社の案件を目にすることがありました。

中には興味深い仕事もありましたが、もちろん応募することはできませんでした。

そして今年、自宅の近くでどうしても働きたいと思う仕事を派遣ポータルサイトで見つけました。しかし、派遣会社はあの時辞退した会社でした。

試しにエントリーしてみたところ、すぐに電話がかかってきて、会社名や仕事内容まで詳しく説明され、派遣登録をするように指示されました。

恐る恐る再登録をしたのですが、翌日には「社内選考の結果見送り」とのメール通知が来ました。しかし、その仕事はその後もサイトに掲載され続けていました。

派遣会社がどこまで過去の情報を管理しているのかは分かりませんが、この出来事で「ブラックリストってやっぱりあるの？」「そして私は要注意人物なのか？」と思うようになりました。

派遣内定辞退すると派遣先はどんな状況になるのか

前職の派遣先の話です。私とは関係のない業務内容で、期間限定の派遣社員を募集していました。

1人目の派遣さん初出社せず

初出勤の日に「家庭の事情」を理由に出勤を延期。

その後、「やっぱり働けない」と連絡がありました。パソコンやシステムのID設定などが既に済んでいたため、多くの人に迷惑をかけることになり、派遣先の人たちからも悪く言われました。

本人の耳には入るわけありませんが、断った後の派遣先はこんな状況です。

2人目の派遣さんほとんど休み

次に決まった派遣社員も同じように、初日に「家庭の事情」で出勤を延期。

その後、ようやく出勤してほっとしたのもつかの間、週5日勤務のはずが2～3日しか来ないという状況でした。休む日は派遣会社の営業が会社に電話してきて、

疑わしい理由ばかり。

そのうち、彼女が休み、派遣の営業から電話がかかってくると、「今日は誰が体調不良ですか？」と、所属長がいきなり言うようになりました。

結局、派遣先側が「もういりません」とお断りする事態に。

彼女の残した私物は、後日派遣の営業が取りに来ていました。１か月も働かずに結局終わり、パソコン設定等したのは何だったのか！？等、いろいろと、派遣先の社員たちに言われ続けました。

こういう状況を見ると、やはり派遣内定を辞退することや、働きはじめてすぐに出社しないことは、おすすめしません。ちゃんと働くことの重要性や、辞退がもたらすトラブルの大きさを実感しました。

来なくなった派遣社員にも同情

ただ、来なくなった派遣社員にも少し同情する部分があります。その方に仕事を教える担当社員が、子どもの体調不良でほとんど出社できなかったのです。

お子さんがいる社員さんにも同情します。彼女はパソコンを持ち帰り、リモート対応で仕事を続けていました。とても大変だったと思います。

その後

その後は派遣先が疲れ切ったこともあるし、期間限定の仕事が間に合わないこともあり、全く関係のない私がその仕事をすることになりました。

私は全くその業務の経験がなかったので、結果として私は今後その仕事もできるかも？しれません。

派遣がバックレたりするのは派遣先にも何かある？

実は、この派遣先は、私も働く前に「行きたくないな」と思っていました。

私は過去に辞退した経験もあり、その数年後に困ったことになりました。そのため、嫌だなと思いつつ出社しました。嫌だったのは、会社の雰囲気が嫌だなという理由です。

その感覚は確かに当たっていました。他の派遣さんが来なかったり、来なくなったりしたのは、私と同じく、なんか嫌な感じ、と思ったのかもしれません。

派遣社員にバックレされることの多い会社は、解決すべき問題があるのかもしれません。

後悔から学んだこと

決まった仕事の辞退はやめたほうがいいです。

派遣の仕事は基本的に最初は1か月後に更新、そして3か月おきの更新が多いので、とりあえず1か月働いてみることをおすすめします。

本当に嫌なら、そのタイミングでやめればいいと思います。

それ以前に、なんかこの派遣先嫌な感じがする・・・と感じたら、働かないという選択をした方がよいのかもしれません。