派遣先の事情で契約途中に辞めた体験談|困難な状況を乗り越えられなかった

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まずはじめに、私が派遣先で困難な状況に直面した際、自分にも改善すべき点があったことを認識しています。

派遣先で、同じ派遣会社の他の派遣社員からフレネミー(友達のふりをした敵)による嫌がらせを受け、孤立し、精神的に追い詰められながらも耐え続けましたが、最終的には今年、契約途中で辞める決断をしました。

契約途中で辞める際に最も避けるべきなのは、無断で辞める(バックレ)ことです。

これでは問題が解決するどころか、後々のトラブルの原因になります。まずは、派遣会社の営業担当に相談することが大切です。

対応が不十分な営業担当もいるかもしれませんが、連絡を入れたという事実を残すためにも、まずはメールで状況を伝えることをお勧めします。これにより、自分の気持ちを整理することができ、後の対応がスムーズになるでしょう。

目次

その派遣先を選んだ理由と反省点

まず私の反省点から

直観に従わなかった

職場見学の段階で「この雰囲気はちょっと嫌だな」と感じていたにもかかわらず、その感覚を無視して仕事を引き受けてしまいました。

自分の直感に従わなかった結果、後々の困難な状況を招いてしまったのは、自分にも落ち度があったからです。

しかし、その一方で、こうした経験からも考えることがあります。

それは、もし当時出会わなかったとしても、自分には何かしらの問題があり、似たようなタイプの人に出会う可能性があるということです。

つまり、私自身が克服すべき課題があるのではないかと感じています。

深く考えずに決めた派遣の仕事

2022年の夏、eラーニングの職業訓練中に配偶者の転勤が決まり、引越しをすることになりました。そんなタイミングで、私は派遣の仕事を探し始めました。

それまで数年間はIT系の仕事を続けてきたため、異なる分野の仕事を探していたのですが、扶養内の仕事ばかりが紹介されていました。

そんな中、偶然にも私の経験に合ったシステムのデータ移行の仕事を紹介されました。引越しの準備で忙しかったこともあり、「もうこれでいいか」と決めてしまいました。

まさかの辞める方向へ

2回の契約更新を経て、まだ契約期間が残っていたにもかかわらず、私は想定外の理由も含めて辞める決断をしました。

派遣社員として働く場合、人間関係がつらいと感じたときに比較的簡単にリセット(辞める)できるのが一つのメリットです。

もし私と似たような状況で悩んでいる方がいれば、無理せずに辞めることも選択肢として考えてみることをお勧めします。

契約期間が残っているのに辞めた理由

  1. 同じ派遣会社の派遣社員が合わなすぎた
  2. まさかの上司が退職

仕事自体は自分が好きな分野だったため、続けたい気持ちもありました。また、次の仕事を探すのも大変だよなぁ、とも思っていました。そのため、病みながらも仕事を続けていました。

しかし、思いがけないことに、上司が退職するという出来事が起き、急遽辞めることになりました。

この記事では、1番目の同じ派遣会社の派遣社員の話をします。2番目の話は、別記事です。現在非公開にしていますが、修正後公開します。

悪口9割の派遣社員はフレネミー

仕事を辞めた最初の問題は、同じ派遣会社の派遣社員との関係でした。同じ部署で席は隣という環境で、かなりキツイ日々でした。

話をすることになったきっかけ

職場では自席で昼食をとることができず、休憩場所が用意されていました。場所を聞いていたので一人で行こうとしたら、同じ派遣会社の派遣社員が話かけてきて、場所案内を受けそのまま彼女(以降、フレネミーさん)の話を聞くことになりました。

彼女が最初に口にした言葉は、「愚痴があったらいつでも聞くから言ってね!」で、嬉しそうにしていたのが印象に残っています。

はじめて話する相手にこの言葉は、次の理由で怖いです。

  • 彼女自身が愚痴を言いたいのだろう
  • 問題ある派遣先なのか?
  • 仲良くない人からのこの発言は不安

彼女の悪口はありとあらゆる分野でした。その中のひとつ、私の着ていたものについての悪口もありました。

とは、本人には言えず。

フレネミーさん
  • おそらく60代~70歳前後
  • 人のことを聞き出し、自分は秘密にする(年齢、独身・死別・離婚等不明)

もしかしてフレネミーなの?

フレネミーとは、「友人(friend)」と「敵(enemy)」を組み合わせた造語です。表面上は友達のような態度で接してきますが、裏では悪口を言ったり陥れたりする傾向のある人を指します。皆さんの周りには、そんな人はいますか?

友だちは1番の敵! プロのカウンセラーが教えるフレネミー対策 アダルトチルドレン克服」という本を読んだのですが、かなりあてはまります。

  • 悪口中心の話:話の大部分が他人の悪口や不幸についてであり、ポジティブな内容が少ない。
  • プライベートな質問:他人のプライベートに興味を持ち、しつこく質問してくる。
  • マウント取り:自分を良く見せようとして、他人を貶めるような発言をすることがある。
  • 距離を置かせる行動:他の人との関係に干渉し、距離を置かせようとすることがある。
  • おせっかい:過度な干渉や助言をし、他人の生活に入り込もうとする。

態度が別人!私の前での意地悪は部署内でやらない

フレネミーさん」は、私の前では悪口のオンパレードでしたが、部署内では違う顔を見せ、感じの良い態度を取っていました

彼女が部署での悪口をめいいっぱい言いたい時には、外に連れ出されることもありました。

そのため、私の前での状況を第三者に説明しても信じてもらえないだろうし、逆に私が悪者になる可能性が高いと感じていました。

以下は、「フレネミーさん」の何が無理だったかです。

  1. 私に対する直接的な批判(本人に対し直接批判する人は珍しい)
  2. プライベートな質問をしてきて自分は答えない
  3. 部署内での悪口、不満、愚痴、批判
  4. 世間に対する悪口、不満、愚痴、批判
  5. 話を聞いている最中でも、自分の話にすり替える
  6. 過去の自分の栄光を誇る自慢話
  7. 上から目線で他人を見下す態度
  8. 部署内の社員たちと距離を置かせる行動

詳細は書かないでおきます。

耐えた期間3ヶ月弱

平日5日間の昼休みに毎回悪口を聞いていると、病みます

私は「フレネミーさん」と仲良くするつもりはなく、先に昼食のため離席していましたが、彼女は必ず私の隣に座ってきました。

ある日彼女が休み。

ひとりの昼食が快適すぎ、次の日から外へ出ることにしました。ちなみに、職場の周辺にはカフェや飲食店は少なく、外に出るなら公園くらい。雨の日は、傘をさして持参したお弁当を食べていました。

私が社内で食事をとらないことで、何かあったのか聞いてきました。

「やることあるので、外に出ることにしました。」と答えましたが、めちゃくちゃ意味不明な回答だよな、と自分でも思いました。

他人の不幸を喜ぶ理由・悪口を言わない方がいい理由

今回の出来事でいくつかの本を読みました。悪口が良くないことについて改めて納得しましたが、悪口を絶対言わないというのは意外と難しいと感じています。

ダラダラと言い続けるのではなく、誰か信頼できる一人に「ちょっと聞いてほしい」と事前に伝え、一回きりの話をした後は「聞いてくれてありがとう」と終わりにするのが理想かなと思っています。

次は参考になった本です。

他人を引きずり下ろすのは快楽

中野信子さんの本はいくつか読んでおり、その脳科学的な解説には納得します。「シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感」は少し前の本です、

他人の失敗や不運に快感を覚える現象であるシャーデンフロイデについて語っています。成功者の小さなミスをネット上で非難し、その失敗を喜ぶ行動には、脳内物質「オキシトシン」が深く関与していることが解説されています。なぜ人々が他人の不幸を喜ぶ「妬み」という感情を抱くのかについての説明は、非常に興味深いです。

悪口は身体に毒

樺沢紫苑さんは、YouTub「精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネル」で知りました。

本文中にも記載しましたが、この本で特に「33・これからは悪口をいわない」を読みたくて購入しました。悪口は気を付けようと思う内容です。

派遣社員の毒舌が引き起こした身体的症状

フレネミーさん」からの批判や不平不満、悪口に耐えられず、私は彼女を避けるようになりました。

はじめのころは、ネガティブな話をはじめたら、ポジティブで返していましたが、無駄だと気づきました。時折まともな話題もありましたが、彼女は私の個人的な情報を得るために興味を示しているようでした。

ほぼ毎日頭痛

働き出して1か月も経たないうちに、出勤前になると頭痛がするように。

ある日、頭痛薬を飲んでも収まらず、ひどい吐き気もあり、とうとう仕事にならない状態になりました。上司に状況説明したところ、早退するように言われ帰宅。

しかし、帰宅後には体調が戻っていました。この出来事で、これは「フレネミーさん」が原因か?と思うように。

頻繁な口唇ヘルペス

私は強いストレスを感じると口唇ヘルペスの症状が起きますが、1年に1回あるかなか程度です。それが2か月おきにこの症状が起き、これは自分で思っている以上に限界状態なのかもしれないと思うようになりました。

口唇ヘルペス:唇やその周囲に軽い痛みを伴う水ぶくれができるウイルス性の感染症です。一般的に「熱の水ぶくれ」とも呼ばれ、風邪や発熱、疲れやストレス、生理前など、免疫力が低下している時に症状が現れることがあります。

え!?うつ病なの?

私はこれまでに精神科(心療内科)に通ったことがありますが、薬の処方をされるだけ、または別料金のカウンセリングをすすめてくるので好きではありません。

また、通院してすぐに診断書を出すという病院も意外と多かったです。

更年期障害かも!?と思ったこともあり、心療内科ではなく、レディースクリニックへ行きました。

そこでは2つの心理テストがあり、結果が「うつ病」でした。結局、薬(漢方薬)を処方され、症状がおさまらなければ心療内科を受診するように言われました。

派遣の契約期間がまだ残っていたので、診断書をとり傷病手当金の申請もちょっと頭によぎりましたが、やめました。

同じ派遣会社の場合は営業に相談しても難しい

営業担当は私の話を聞いてくれて謝罪もありましたが、派遣先には報告することができませんでした。派遣先には、私が個人的に関係がうまくいっていないという報告しかできなかったようです。

何も変わらなかった

彼女は相変わらず私の隣で(席替え案もあったが実行されなかった)、自分の能力をアピールするために電話や部署内の会話が多く、彼女の声が嫌でも聞こえてきました。

声で吐き気がする状態になり、私がとった対策は「耳栓」でした。しかし、耳栓をしても彼女の声が聞こえてきました。

嫌いな相手とは、「自分と似ている」と言われています。相手が自分の嫌いな部分を行動することで、嫌悪感を抱く。すべてではないけれど、確かに当てはまっていることもあります。

「自己肯定感が低い」は私も当てはまり、彼女の周りに「自分スゴイアピール」は、きっと私も少なからずやってきたことで、彼女を見ていて恥ずかしいと思うし、見たくなかったのだろう。

また、悪口等に関しては、私は過去に何度も失敗してきました。悪口で人間関係を壊した経験もあり、私は悪口をいう自分をやめたいと何度も自分に思ってきました。

最終的な結果

仕事自体は楽しく続けたいと思っていましたが、「フレネミーさん」との良好な人間関係を築くことは厳しいと感じていました。

派遣会社の営業担当に、彼女になぜ私が避けているかを直接話する機会を設けてほしい、とお願いしましたが、断られました。個人的に話しかけるのもだめと。

実は、まだ彼女とお昼休憩で話をしている頃、彼女に悪口はやめてほしいことを言おうと決心したことがありました。

ちょっと話したいと私が言うと、外に連れ出され、私が話する前に「上司が嫌なんでしょ?やっぱりねぇえ」(私が上司を嫌いと勝手に思い込んでいた)とはじまり、その後は上司の悪口大会で一人盛り上がっていました。

最終的に困難な状況を解決したのではなく、逃げるという方法をとりました。病んでしまっているときは、逃げるのもありだと思います。

まとめ

批判、愚痴や悪口などは、言った直後にスッキリすることはあっても、良い結果につながることはないでしょう。

職場での悪口は良い結果はない

私は派遣先で批判されたり悪口を聞かされた立場でしたが、その結果どうなったかというと、彼女のことが非常に嫌いになりました。恨まる側は何かしら身体に影響がありそうな気がする。

人を恨む感情は強いストレスを引き起こし、自身の心身の健康に悪影響を及ぼす可能性があるので、特に職場での悪口はやめておいた方が良いと思います。

悪口はストレス発散にならずむしろ体に悪い

今回の出来事で「精神科医がすすめるこれからの生き方図鑑/樺沢 紫苑 (著)」という本を読んだのですが、参考になりました。

「33・これからは悪口をいわない」とう項目では、以下の点で悪口は怖いなと思いました。

  • 人に対する悪口はストレス発散にはならなず、逆にストレスホルモンが分泌される
  • 悪口の多い人は、寿命が5年短い
  • 悪口の多い人は、認知症リスクが3倍高まる
  • ネガティブな言葉を口にすると自体が、脳への害になる
  • 小さな不安にも反応するようになる

続き→ 上司が突然退職したおかげで限界だった派遣先を都合よく辞められた

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